妊娠・出産を機にナチュラルな衣食住を心掛けるようになりました。
生活から化学物質を減らしていくうちに、合成香料に強い不快感や頭痛を起こすように。
完全に避けるのは難しい時代ですが、せめて自宅では快適に過ごせるよう対策をしています。
香害で悩む方や、香りに敏感なペットを飼っている方の参考になれば嬉しいです。
香害とは
香害とは、柔軟剤・洗剤・香水などに含まれる合成香料(化学物質)で健康被害が生じることをいいます。
世の中には合成香料入りの製品があふれており、無香料を探す方が難しいほど。
快適に感じる香りでも、体調を崩す人がいることを知っていただけると幸いです。
私の香害対策
家族(同居人)に伝える
最優先はこれ。
「合成香料で体調が悪くなる」と伝えないと、家に持ち込まれてしまいます。(例:入浴剤、香水など)
伝え続けていれば、我が子が5歳の時でも理解して気をつけてくれるようになりました。
洗剤類は無香料を使う
市販洗剤の多くは人工香料入りですが、売り場を探すと隅の方に無香料製品が売られています。
🟠洗濯洗剤:
緑の魔女ランドリー/ミスマルクリーンケア
🟠おしゃれ着洗剤:
おしゃれ着用洗剤/無印良品
🟠風呂洗剤:
スノール/シャボン玉せっけん
※以前洗濯洗剤として使っていたスノール(粉せっけん)を、百均のドレッシングボトルに詰め替えて風呂場に置いています。
🟠食器洗剤:
無添加食器洗いせっけん/MIYOSHI
🟠ハンドソープ:
ラベンダーの釜焚きせっけん泡ハンドソープ/Mマーク
※ラベンダー精油が使用されています。香りはすぐ飛びますが、合成香料だけじゃなく精油の香りも苦手な方は×

スキンケア、ヘアケア用品は無香料のものを選ぶ
🟠スキンケア:
シンプルスキンケアのため、 香料の問題なし
🟠シャンプー&コンディショナー:
シャンプー&トリートメント【スーパーシャイニー】/ザ・パブリックオーガニック
※天然精油が使用されています。香りはすぐ飛びますが、合成香料だけじゃなく精油の香りも苦手な方は×
🟠スタイリング:
ホホバオイル/無印良品
天然精油の香りOKならザ・パブリックオーガニックのヘアオイルもおすすめ
シンプルスキンケアについてこちらで詳しくまとめています👇
シャンプー&コンディショナーは自分に合うものを探すのにとても苦労しました。
無香料の商品がとても少ないうえ、長く使っていると髪がパサついてくるものばかり。
「ザ・パブリックオーガニック」のシャンプー&コンディショナーは、天然精油の香りに癒されながら髪のパサつきも気にならず気に入ってます♪
マスクを常に携帯
外出先では、至る所から人工香料の匂いが漂います。洗剤売り場、お店のトイレの芳香剤は強烈!
繰り返し使える布マスクを常備しています。
🟠こちらの綿マスク、ほどほどに厚みがあり、丈夫でお気に入り👇

中古品は現物確認して購入
メルカリなどネットで中古品購入する際は要注意です。
特に布・紙製品は香り残りが強く、服やバッグ、本を購入すると高確率で合成香料の匂いが部屋に充満します。洗っても取れません。
フリマサイトでは「香害製品不使用」と記載している出品者さんもごく少数ながらいます。理解ある方から購入するか、事前にメッセージで確認し納得してから購入することをお勧めします。
私はセカンドストリートやブックオフなど、店舗で匂いを確認して購入するようにしています。
美容院では施術前に伝える
- シャンプーは天然精油系や匂いが控えめなものにしてもらうか、断る
- スタイリング剤は自分の物を持参するか、断る
何度も行っている美容院でも、施術前に毎回伝えています。
シャンプーはナチュラル系のもので対応してもらえることが多いですが、スタイリング剤は強い香料のものしか置いていないことが多いので必ず確認。
子供の給食当番白衣は学校に相談
子供が月1程度持ち帰る白衣には、運が悪いと強烈な柔軟剤臭が染みついていて、高確率で頭痛を起こします。
我が家は担任に伝えて、「我が子専用の無香料白衣」を用意してもらっています。
友人の子供が通う小学校では、香害に悩む方のために白衣を全面廃止し、各自エプロンと三角巾を持参するスタイルだそうです。
自治体や学校によって対応が違いますが、まずは担任にご相談を。
相談窓口
症状が重い場合や生活に支障がある場合は専門窓口へ。
👉 NPO化学物質過敏症支援センター
TEL:045-663-8545

まとめ
私が実践している香害対策と、合成香料不使用で安心して使える日用品をご紹介しました。
まだ試行錯誤中ですが、お気に入りを見つけたら随時追記しますね!
ところで…あれもこれも合成香料を入れるメーカーさんの意図は何なのでしょうか?
追記:NHKあさイチで化学物質過敏症について特集されました
2023年8月2日、NHKあさイチで化学物質過敏症(主に香害)について特集されました。
- 有症者は「13人に1人」
- 学校や会社に行けないほど症状が重い方も
- 視聴者から「知らなかった」という声多数
民放ではスポンサーの関係で取り上げにくいテーマですよね。NHKには今後も発信を続けていただき、認知が広まることを願っています。

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